みなさんこんにちは。
スタイルアイホームです。
「本体価格〇〇万円から」という広告を見て家づくりを考え始めたのに、打ち合わせが進むうちに、最終的な金額がだいぶ上がっていた。こうした話は、決して珍しくありません。原因の多くは、標準仕様とオプションの境目が、最初の段階でつかみにくいことにあります。性能や素材にこだわるほど、この境目が総額に響いてきます。今回は、標準仕様とは何か、どこからがオプションになりやすいのか、契約の前に確かめておきたいポイントをご紹介いたします。
"標準"の中身は、会社ごとに違う
標準仕様とは、基本の価格に含まれている設備や建材の組み合わせのことです。キッチンやお風呂、床材、窓、外壁などが、あらかじめ決められた範囲の中から選べる形になっています。ここで知っておきたいのは、「標準」と呼ばれる範囲に、共通のルールがないことです。ある会社では標準に入っている設備が、別の会社ではオプションという場合もあります。
例えば、照明器具やカーテンレール、網戸、エアコン用の専用コンセントなどは、会社によって扱いが分かれやすい項目です。そのため、本体価格だけを並べて比べても、実際に暮らし始める状態までの金額は分かりません。
後から変えるほど、費用はふくらむ
オプションの怖さは、ひとつひとつの金額より、積み重なる点にあります。キッチンのグレードを上げ、床を無垢材にし、窓を樹脂サッシに変えれば、それぞれは納得できる金額でも、合計すると予算を大きく超えることがあります。
さらに、変更の時期によっても費用は変わります。図面の段階で決めておけば、差額だけで済みます。ところが、工事が始まってからでは、壁を開けたり配線をやり直したりする手間が加わり、同じ変更でも高くつきます。コンセントの位置や窓の仕様、断熱や耐震に関わる部分は、とくに後から変えにくい項目です。第5回でお話しした窓の性能も、後から取り替えるより、最初に決めておくほうが負担は軽くなります。
契約前に確かめたい3つのこと
1つめは、標準仕様の一覧です。打ち合わせで担当者に「標準仕様の一覧をいただけますか」と頼み、手元に残しておきましょう。口頭の説明だけでは、どこまでが標準なのかが後から曖昧になります。
2つめは、見積書の項目です。「一式」とまとめて書かれている部分は、中身を確認してください。「この一式には、何が含まれていますか」と尋ねると、含まれている工事や設備が見えてきます。照明やカーテン、外構が入っているかどうかも、このときに確かめておきましょう。
3つめは、グレードアップしたときの差額です。気になる設備や素材については、「この仕様に変えると、差額はいくらですか」と、あらかじめ聞いておきましょう。変更したい箇所の金額が分かれば、予算の中でどこに力を入れるかを決めやすくなります。
標準仕様とオプションは、金額の違いだけでなく、何が含まれているかを知ることで、初めて比べられるものです。次の打ち合わせでは、まず「標準仕様の一覧をいただけますか」とひとこと聞いてみてください。
次回は、性能を上げると費用がどう変わるかについてお話いたします。
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