みなさんこんにちは。
スタイルアイホームです。
家づくりの相談で最も多くいただくのが、「うちはいくらの家が建てられますか」というご質問です。金額の話は誰かに聞きづらく、かといって自分たちだけでは判断がつかない。そのため、なんとなく不安を抱えたまま話が進んでいくことになりがちです。
今回は、家づくりの総予算をどう決めていくかについて整理いたします。金融機関が示す借入可能額と、実際に無理なく返していける金額は別のものです。そこを混同しないことが、資金計画の出発点になります。
本体価格の"外"にかかるお金
家づくりにかかるお金は、建物の本体価格だけではありません。土地を購入する場合はその費用に加えて、仲介手数料や登記費用がかかります。建物側でも、地盤改良や給排水の引き込みといった付帯工事費、住宅ローンの手数料や保険料、火災保険、引っ越し費用や家具家電の購入費まで含めて考える必要があります。外構工事も忘れられがちですが、暮らし始めてから困る部分でもあります。総予算とは、これらすべてを合計した金額のことです。本体価格だけで組み立ててしまうと、後から数百万円単位の差が出ます。
"借りられる額"を基準にしない
住宅ローンの事前審査では、年収に対して借入可能額が示されます。ただ、この金額はあくまで金融機関が貸せると判断した上限で、その家庭が無理なく返していける金額とは限りません。判断の軸になるのは、毎月いくらまでなら返済に回せるかという実感の方だと思います。今の家賃と比べてどうか、貯金は続けられるか、そのあたりを具体的に置いてみると輪郭が見えてきます。上限いっぱいまで借りると、暮らしの余白がなくなってしまいます。
10年後、20年後の支出まで見込む
住宅ローンは長期にわたって返し続けるものです。そのあいだに、こどもの進学や車の買い替え、親の介護など、まとまった支出が発生する場面が必ず訪れます。返済額を決めるときは、今の家計だけでなく、先々の姿もあわせて考えておいた方が良いように思います。返済比率という指標もありますが、家庭ごとに事情は違います。数字だけで判断せず、自分たちの暮らしに照らして考えることが大切です。
総予算の考え方が定まると、土地にいくらまで出せるのか、建物にどれだけかけられるのかという判断ができるようになります。まだ漠然とした段階でも、一度整理してみると次の一歩が見えてきます。資金計画の立て方に迷われている方は、ぜひお気軽にご相談ください。
次回は、土地と建物の予算配分についてお話いたします。
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