畳工事｜リフォーム

畳工事の施工手順は、既存の畳の解放から新しい畳の設置までを順を追って行って作業します。それぞれの工程で正確かつ丁寧な作業が求められます。手順を詳しく説明します。

1. 施工前の準備

• 現地調査
  施工現場の寸法を正確に測定し、部屋の形状や隙間の有無を確認します。これにより、畳の寸法を正確に調整します。
• 畳の種類の選定
  畳の種類（本畳、縁付き畳、縁なし畳、カラー畳など）や材料（い草、化学畳、和紙畳など）を決定します。
• 家具や荷物の移動
  畳を施工する部屋家具や荷物を移動し、作業スペースを確保します。

2. 既存の畳を撤去する

• 古い畳の取り外しもう一つの
  畳を一枚ずつ上げて撤去します。 畳の裏側や床に汚れや傷がないか確認します。
• 床下の清掃
  畳を取り外した後、床下のゴミや埃を掃除します。必要に応じて防虫処理や防湿対策致します。

3. 畳の採寸

• 畳の寸法取り
  部屋の形状や寸法に合わせて、畳一枚ごとのサイズを正確に測定します。 古い畳がある場合は、そのサイズを基準にすることもあります。
• 微調整
  部屋の隅や壁の凹凸に対応するため、畳の形状や寸法を微調整します。

4. 畳の製作または加工

• 畳床の準備
  畳の芯となる畳床をカットし、必要な厚さや形状に加工します。
• 畳表の張り付け
  畳床に畳表（い草や和紙などの表材）を張り付けます。縫製機や専用工具を使ってしっかりと固定します。
• 縁の取り付け
  縁付き畳の場合は、畳の周囲に縁布を取り付けます。縁なし畳ではこの工程は不要です。

5. 畳の設置

• 新しい畳の搬入
  製作または加工された畳を現場に搬入します。
• 畳の敷き込み
  部屋の形状や寸法に合わせて、一枚ずつじっくりと考えていきます。隙間がないようにぴったりと決めることが重要です。
• 調整作業
  壁際や周囲の柱などの微妙な隙間を埋めるために、必要に応じて畳の端を減らすなどの調整を行います。

6. 最終確認

• 平坦さんの確認
  畳全体が水平であることを確認します。段差や浮きがないか、専用の器具や手で触れてチェックします。
• 見た目のチェック
  畳表や縁の仕上がりに不具合がないか、シワやヨレがないか確認します。
• 防虫・防湿シートの設置（オプション）
  必要に応じて、防虫・防湿用のシートを畳の下に敷きます。

7. 施工後の仕上げ

• 掃除
  畳の表面や全体を掃除して、施工時に出たホコリやゴミを取り除きます。
• 家具の配置
  元の位置に家具や荷物を戻します。重い家具は畳に直接傷が付かないように、フェルトを付けることを推奨します。

8. アフターチェックと説明

• 状態確認
  畳が正常に敷き詰められていることを最終確認します。
• 使用方法の説明
  畳の手入れ方法や、湿気対策のポイントを住人に説明します。
• 保証やサポート
  施工後の保証内容や、問題が発生した場合の対応についてご案内します。

注意点

• 季節の影響
  い草の畳は湿気や乾燥の影響を受けやすいため、施工時期によっては畳の伸縮を考慮する必要があります。
• 換気の確保
  新しい畳には特有の香りがあります。施工後はしばらく部屋の換気を行うことで香りを考えます。

このように、畳工事は採寸、加工、設置、仕上げに至るまで、正確性と丁寧さが求められる工程です。適切な施工を行うことで、美しさと快適さを長く保つことができます。

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